~具体的な詳細と安全への配慮~
みなさん、こんにちは!
シーエルリンクのブログをご覧いただきありがとうございます。
今日は題名にもある通り、はみ出しタイヤについてお話しします。
ひと昔前までは車体からタイヤが突出(はみ出し)することは安全上の理由から認められていませんでした。しかし現在では、はみ出しタイヤに関する規制が見直され、「タイヤのはみ出しが片側10mm未満までは許可される」というルールが施行されました。この変更により、タイヤカスタムの幅も広がり、皆さんのカスタムの選択肢が広がったことは間違いありません!
新規制の具体的な内容
最近施行された新規制では、車両のタイヤがフェンダーまたは車体からはみ出す量について、次のように定められています
- はみ出し許容量: フェンダーや車体の外側から最大9mmまでのはみ出しが合法化されました。
- 許容部: ホイールの中心を通り地面と垂直な線を基準とした場合、進行方向に向かって前方30°、後方50°に囲まれた範囲は本来回転部分(タイヤ、ホイール、ホイールキャップ等)のはみ出しは認められていませんでしたが、この範囲においてタイヤに限り9㎜(正確には10ミリ未満)の突出が認められました。なお、その他のエリアはみだしに関する取り決めは特にありません。
- はみ出しタイヤの注意点: 重要な点として、この新規制はタイヤのはみ出しにのみ適用され、ホイール(リム)やホイールキャップ等のはみ出しに関しては許可されていません。ホイールがフェンダーや車体からはみ出すことは引き続き違法とされていますので、カスタマイズを計画する際はこの点を十分に注意してください。
安全への配慮
新規制では、はみ出しタイヤの安全性への影響も考慮されています。タイヤが適切に車両にフィットしていない場合、操縦性や乗り心地に悪影響を及ぼす可能性があります。以下の点に留意してください:
- 操縦安定性: スペーサーやワイトレを用いてタイヤのはみ出しを調整する場合、スクラブ半径がポジティブとなり車両の操縦安定性が低下し、特にブレーキング時などにリスクが増加します。
- 摩耗とダメージ: はみ出したタイヤは、道路との接触位置が変わることで不均等な摩耗やダメージを受けやすくなるため、定期的な点検と適切なメンテナンスが必要です。
カスタマイズ時の考慮点
- 車検の適合性:新たなルールにもかかわらず、はみ出しタイヤを装着した車両が車検を通過するためには、その他の安全基準もクリアしている必要があります。タイヤのサイズ、フェンダーの形状、サスペンションの設定など、総合的に調整することが重要です。
- 貨物登録車の場合:新規制では、乗用車においてはタイヤのはみ出しが最大9mmまで認められていますが、貨物登録車に関しては異なる取り扱いがあります。貨物登録車においては、タイヤのはみ出し自体が認められていないため、これらの車両ではみ出しタイヤは引き続き違法とされています。JA11やJA12など貨物登録の車両はこの点を特に注意してください。
- 合法化の背景:現代では技術の進歩やユーザーニーズの高まりもあり、よりスタイリッシュなデザイン性の高いアイテムが人気です。昨今のSUV・4WD用タイヤも例外でなく、サイドウォールやロゴもデザイン性の高いものが多い現状です。これらのデザインは時にタイヤの総幅に影響するものもでてきました。結果として新車状態でサイドウォールがはみ出る新車(一部の輸入車等)を認めるほどの状態になったようです。あくまでもそういった輸入車に対応するための措置であり、路面との接地面を拡げグリップを稼ぐといった目的でのルール改定ではありませんので注意してください。
まとめ
この新規制は、結果的にカスタマイズの可能性を広げる一方で、安全性を最優先に考えたルール作りがなされています。シーエルリンクでは、お客様のニーズに応じた安全で魅力的なカスタマイズを提供し続けるために、専門的な知識と技術でサポートいたします。
カスタマイズに関するご相談や、新規制の詳細についてさらに知りたい方は、ぜひお問い合わせください。安全かつスタイリッシュなカーライフの実現のために、全力でお手伝いたします。
ジムニー辞典はジムニーユーザーの気になる部分、分からないことを解消するために活用できるジムニー乗りのバイブルを目指しています。
その他の記事はコチラからご確認くださいね。